ひみつ基地

ひみつ基地暮らし。

眠りを待ち焦がれて。

年齢とともに嗜好も変わる。
酒をあまり飲まなくなり、朝食をしっかり食べるようになった。青猫はゆがんだフレームを矯正するついでに細かいラメの入った薄水色に化粧直しした。後輪のリム交換は2回目になったが、驚いたことに26インチのリムブレーキ仕様のリムが品薄になっていた。「今日日、26インチなんて主流じゃないんだよ木下君」とは、苦労してレース用の26インチリムを探し出し、手組でスポークを組みつけてくれた自転車屋の弁。
その青猫でitabashi Factoryから帝建に通うのが最近のリフレッシュ方法。
銀座のマロニエ通りを曲がったところにある雑居ビルの2階で、細身に仕立てた海島綿のワイシャツを受け取る。少し贅沢な、しかし豪奢ではないこだわり。サイズが合わないと、体にまとわりつく布がうるさく感じるのだ。特に夏は。
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最近はほとんど夢を見ない。たまに見る夢では、音を立てないように静かに歩みを進め、霧の漂う沼のほとりに立つ。そのまま泥にくるまれて眠りたいと思いながら、夜を漂う。