ひみつ基地

ひみつ基地暮らし。

2013-01-01から1年間の記事一覧

FM81.7「ひみつ基地」放送。

あーあー、(ゴツッ、コンコン) 「先生、もうカフ上がってます」 「あれ、これがアップなの?じゃこれは…」 「フェイドアウトしました先生」 「…さて、皆様年末いかがお過ごしですか。中目黒君もお久しぶり。ずいぶんと会っていないね」 「先生授業しなくな…

明日への想い。

「木下君これさ、もう後輪のグリスが全部抜けちゃってるぜ」 職場の輪行部とつるんで柳沢峠→御坂峠を攻めにいった。10月初旬のことである。他のメンバーのペースに全く歯が立たず、嗚呼加齢による限界とはかくもあっさり訪れるものかと気を落としたところで…

こんな夢を見た。

平日の朝なのに、僕は地下鉄のホームで通勤客を見送っている。隣には涼音が立っている。僕らはまるで、通園する園児を見送る両親のように、時折背伸びしたりしながら、人の流れを見ている。 有楽町線桜田門駅は、官公庁最寄りの駅ということもあって、ダーク…

ミラキノラン。

万田塀から職場が変わってしまったので、青猫で通勤というわけにはいかなくなってしまった。そうなると俄然消費カロリーが減る。体重をキープするためには、走る量を増やすことになる。苦痛ではない。むしろ楽しい。 走っているときに感じるあの全能感は何な…

木下先生の部屋。

「先生、異動なのですって?」 「やあ中目黒君こんにちは」 「聞きましたよ。何ですか公安に異動って」 「ほら、小野ケ森さんが帝都公安本部に行っていたことがあったじゃないか。あれだよ」 「先生警察官になるのですか」 「帝健からの出向なんだけど、一応…

風を捕まえろ。

夕方、きんきんに冷えた上に乱暴な風が吹く事務所前の道を、首をすくめて河川敷に向かう。あそこに行けば空気の流れは複雑じゃない。向かい風か、それとも追い風か。 最近使っている前照灯は明るくて、夜に走るときは心強い。水銀の湖の上を滑るようにゆく小…

rambling cats.

新聞を取ろうと板橋物置部屋の分厚い鉄の扉をあけると、風が渦をまいた。寒い朝である。 近くの工事現場の番小屋脇には旗竿が建っていて、クレーン作業用の吹き流しは真横に泳いでいるから、風速は多分、8メートルから10メートル。そして西風だ。つまり、追…

LSD中毒と、年始のご挨拶。

記録が欲しいわけでもないし、誰かに勝ちたいわけでもない。でも身体を動かすことを継続している。 原因のひとつは体型の変化だ。入院とそれに続く療養生活は、確かに回復には必要な時間だった。しかし筋肉が落ち、それが脂肪に取って代わるということはどう…

くちゆくものたち。

沼田ICから尾瀬方向に延びる国道120号線沿いに、ペンキ看板が何枚か掲示してある。曰く「オルゴール館」があって、「15種類のソフトクリーム」も食べられるドライブインがこの先にある由。楽しげな内容な割にはペンキの剥げ具合などうらぶれた雰囲気を醸し出…