ひみつ基地

ひみつ基地暮らし。

2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

夏が終わらない。

「先生、しょっぱい顔してますね」 「久しぶりだね中目黒君。夏休みはいかが過ごされましたか」 「両親を連れて、というか両親に連れられてドバイに行きました」 「呉服屋って儲かるんだね」 「うちは古くからの御贔屓筋からの注文がメインですから、儲かっ…

サマータイム・イン・ブルー。

「先生、もってきました。だけど何ですかクーラーボックスとフリスビーって」 「ああ、マルクビさんありがとう。いやはや、参りましたよ」 「なんですか、しおしおな顔して。先生らしくもない」 「ちょっとね、失策をね」 明日からキャンプに行くことになり…

ぐるぐるするんじゃ。

やまだないとの初期の、まだ耽美エロに走る前の作品に「キッス」っていうのがある。これバブル当時の渋谷的雰囲気みたいなものがパッケージされていて結構好きなんだけど、そのなかに主人公キイチが洗濯機の中でぐるんぐるん回っているトランクスを見ながら…

持ち運ぶための道具。

オルトリーブが好きなのは、マテリアルやデザインが醸し出す割り切り感が面白いから。他のメーカーのように、修理すれば何年も使えますという保証もなければ、小物入れが充実していますというのでもない。防水ナイロンを接着して、頑丈な袋を作り、背負える…

ノーダメージ。

今日は帝建の仕事がガチバトルだった。 10時、都内某所集合。 某所のまちづくり協議会の代表が、なかなか進まないプロジェクトに業を煮やして、問題点のあぶり出しをするべく、帝建とまち協のメインスタッフを互いに抜き打ち的に集めた。つまりバトルロワイ…

バイシクル、バイシクル。

草野球というのが、素人が集まってする野球の意味だという。その語源を想像するに、整備されていない草ぼうぼうの原っぱでやるから草ぼーぼーの野球→草野球なんだろう。では草レースは? やはり素人が集まってするレースのことであるからして、草ぼうぼうの…

谷へ続く道。

青猫をパッキングして、茅野まで輪行。倒木が乱したJR東日本中央本線のダイヤは、10分遅れで発車した新宿発スーパーあずさ1号の足を引っ張り続け、茅野駅に降り立ったときには2時間ちかくスケジュールが押していた。 パートナーはザ・マイペースの恩田君。ル…

もし、世界が荒川土手の夕暮れのようだったら。

昨日のこと。 早めに仕事を切り上げ、青猫に乗って、東武伊勢崎線の鉄橋を目指して堤体の上を走る。 時は折しも日没直後、ものすごい勢いで地平の橙色から蒼空天頂の深い藍色までのグラデーションが変化していくさまは圧倒的ですらある。息をのむ。 鉄橋は幾…

オルセーに行きたしと思えど。

板橋物置部屋に1日ゆっくりしていることが殆どないので、迷惑を掛けてしまっているもののひとつに、新聞の集金がある。 日曜日深夜に帰宅し、さてドアを開けようとすると新聞販売店からのメモが隙間に挟まっている。曰く「先月分の購読料をいただきたいので…

河の流れる街。

仕事がはかどらず、悶々と過ごした今日の帰り道、薄暮の中すっ飛ばす僕の脇を流れる荒川は鈍色に光る。最近気がついたのは、ここは自転車通勤のルートであると同時に、空き缶拾いのおじさん達の運搬路であり、町工場で働く職工さんたちの通い道であり、犬の…

いつの日にかきっとまた、南風が歌い出す。

銀輪ネタであります。 体脂肪が落ちつつあって現在15%。体重も久々ベストコンディションくらいまでおちて、身体が軽い。そうなると行きたくなるのがパスハンティング*1なんである。そんな折も折、恩田君が「嫁と子供が来週いなくなるんで、週末攻めに行こう…