ひみつ基地

ひみつ基地暮らし。

2015-01-01から1年間の記事一覧

窓さんち。

レガシィに火を入れて暗い国道をすっとばす。およそ100キロの先、沿岸に窓さんちがある。 「よく来たねぇ」 新築の香り立つカウンターの向こうからひょっこり顔を出した窓さんは、人懐っこい笑顔で迎えてくれた。 津波に洗われた街に、窓さんは新しい米屋…

自転車でどこまでも行こう。

秋の風薫る9月長月、恩田君と自転車で旅に出る。相も変わらず喧嘩道中である。まず自転車の選択から意見が合わない。最近の恩田君のお気に入りはカリカリのロードバイク*1を乗り回すことである。一方、こちらは青猫はツーリングに使っても、灰猫は使わない。…

業務ダイアリー考。

神無月も中盤を過ぎ、本屋に行くと日誌の類の特設コーナーが設けられている季節になった。業務ダイアリーを新しく購入するこの機会に、何を考えながら選択したか、メモとしてまとめておく。 以前の記録について 3年ほど前まで、業務記録はA4ノートにまとめ、…

ここは地の果て流されて俺。

日曜日の午後、レガシィに火を入れてジムに行く。空は晴れて高く、秋というか冬へのプロローグの様相。エアロバイクで350kcalくらい燃やした後、プールに向かう。左足のハムストリングスを軽く傷めているので、あまり激しくランができない分、水泳のトレーニ…

僕らの歌をうたおう。

映画館を出たら、夕暮れだった。 キリツグが観たのは暗い映画だった。監督は、明るい冒険活劇を作っている場合じゃない、今は絶望的な状態なんだから、的なことを発言して小難しい映画を作るようになってしまった巨匠だ。 その監督がどんな風に時代を眺めて…

バイタルサイン。

最近のことを手短に。 同じ環境を与えても、楽しむ人間とそうじゃない人間がいる。僕は明らかに前者で、それは自分の性格というか気質の得なところだと考える。兎に角、楽しすぎて幸せだ。それは、たとえスペクタキュラーでトラブルフルな状況に追い込まれて…