ひみつ基地

ひみつ基地暮らし。

2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

りはびりていしょん。

長い、長いながいながい休暇を明日終える。 入院中、思いの外お見舞いを戴いてしまいました。自分が見捨てられていなかったことにほっとしつつ、また構っていただけることを感謝しつつ、お見舞い返しを段取ってみたところ、締めてン十万円。こういうところは…

帝都徘徊再開(おそるおそる)。

ちょっと木下先生、大丈夫なの?とは小函さんの第一声だ。久しぶりの「あぶらつぼ」は相変わらずの閑古鳥で、入り口脇の水盤に冷やしてある瓶ビールが客待ち顔だった。あらあら、そんな風でお運びいただいちゃって、大丈夫だったのかしら。もう馬場崎さんは…

自転車に乗りながら聴くことが出来るなら。

Lamp。染谷大陽くんが自分たちの音楽を「おしゃれ」だとか「カフェ・ミュージック」だとか評価されるのを、自分たちが表現したいものの表層しかすくい取ってもらえないとフンガイしている*1のが好きです。最新アルバム(といっても1年以上前)に富田ラボがコ…

ソロー的隠遁譚。

梅雨の合間の晴れた日の夕方、こっそりと屋上に上る。暑くなく寒くもないいい季候で、帝都は一日を締めくくろうとする夕暮れ的活気をここまで響かせてくる。折れた骨を気遣いながら、あぐらをかいて背伸びする。コルセットが音を立てる。 テレビを観るのをや…

主婦的自炊生活。

自宅療養を言い渡されたものの、コルセットとカラーをつけている以外は普通に日常生活を送ることができる。朝起きて筋トレ*1をし、ランは無理なのでウォーキングにでかけ、4.5kmを50分くらいで歩いてみて、戻ってもまだ出勤時間には間があるような時刻で、朝…

あぶのーまる・ばけいしょん。

頸椎の固定も上手くいってるし、ま、いいでしょ、と主治医が退院許可を出した。ただし、数週間は自宅療養すること、という条件付きで。 「ふーん、いいご身分ですねぇ」と、ワイシャツに黒のチョッキを羽織った中目黒君は枯れかけた見舞いの花を千切っている…

たとえばこんな自転車旅行。

ひねもす病院のベッドに寝転んで鼻毛など抜いていると、旅に出たくなる。窓の外は初夏のチェレステ・ブルーの空。カーテンを揺らす風は新緑の香り。手元に目を遣ると、旅行用の最小携行品バッグがある。とりあえずこれだけあれば、突発的旅行に出ても困らな…