ひみつ基地

ひみつ基地暮らし。

ああそうだね、そのとおり

今日から弁当であります。若干の早起きとつたない料理の腕が不器用に日々の糧の一部を作り出していくのは、ままごとめいてもおり生きるための儀式か何かのようでもあり。職場の事務机でふたを開けるときの気恥ずかしさだったり、ちょっとくたびれたブロッコリーときんぴらの頼りなげなたたずまいだったりが、いちいちうれしい。夜、弁当箱を洗ったあとベランダに出れば湿った空気が運ぶ季節の変わり目の若芽のような香り。こんなにも世界は肯定的な雰囲気に満ちて。