ひみつ基地

ひみつ基地暮らし。

何がしたいのか判然としない。

「前髪つくりました。見せたいなー」とからメールが来たのが昨晩のこと。雪遊び合宿の打ち合わせもあるから飲もっか、というメールを返すと「一九三〇から銀座にて合コンを執り行っており、上がったら逢いに行きます」という返事。その間時間つぶしに島田と原崎と飲む。結局それがオールになり、渚から「結局こっちもオールでした」というメールを貰ったのが朝の6時半、場所は巣鴨近辺の山手線で3周目を数えるくらいの時だった。
家に帰り、コーヒーを落とし、風呂にお湯を張る。その両方をほったらかして寝込み、起きたのが3時。北山と会う約束をしていたので、それまでの時間上野で時間を潰す。雨の岩崎邸はとても静かで、銀杏が素敵だった。あと丸井でid:htrさんが紹介していたTHE MICETEETHのCDを買い込む。艶があって色気があって切ない香りがして、素敵なバンドだ。
THE MICETEETHの「ネモ」を口笛で吹きながら待っていたら、うしろから「夜に口笛吹くなんて!」と蹴りが飛んでくる。見ると唇を真っ青にした北山がドカジャンを着て立っている。こいつ、相変わらず寒さに弱い。
「何喰う」
「何でも。温かいものなら」ワウワウ言いながら北山。
仕事の話と彼氏の話を聞きながら日本酒をちょびっと。あと美味しい魚。最後は深夜喫茶でコーヒーを飲んでから22時に別れる。
開けたくない箱を開けようかどうしようか迷いながら手の中でひっくり返したりもてあそんでいる僕がいて、その僕を冷徹な目で突き放して見ている僕がいる。そんな図式を思い浮かべながら、板橋物置部屋で冷めたコーヒーを飲む。