ひみつ基地

ひみつ基地暮らし。

大宴会

昨日昼過ぎ、実家に帰っている弟から電話。新年会をするとのこと。

池袋で空気清浄機のフィルターを買い、それから実家に駆けつけるとすでに大宴会に突入しつつあった。最初は安い白ワインで粕漬けの魚と海老。
日本酒の方が合うと思って白鶴を出してみる。粕漬けとか、日本の味覚にはやはり日本のお酒が合うのでした。

フランスのチーズの盛り合わせと鴨肉に併せて出てきたのはシャトー・ラトゥールの'80のポイヤックとかや、おいしくいただく。ワイン音痴なのが申し訳ないのだが、しかしおいしいものはおいしい。麝香のような薫りと静かで重たい味わい。

そしてやはりポイヤックだが、シャトー・ムートン・ロートシルトの'79が出てきて、これは不思議な酒だった。回転させたり揺すったりして、空気に触れさせるほど華やかな薫りが沸き立ってくる。派手さのない甘みが滋養になりそうな味で、舌に瞬間残り、さっぱりと引いていく。

それを兄弟3人と親父とお袋で舐めながら「ニュー・シネマ・パラダイス」をテレビで観ていた。親の前で泣きたくなかったが、やはり最後のナポリ人の劇場支配人が「トト!」と呼びかけるところと、アルフレードからの贈り物のフィルムを上映するところでは泣きそうになった。