ひみつ基地

ひみつ基地暮らし。

最近気になった一節。

  • キャロル・アドリエンヌ「人生の転機」

作者の肩書きは「作家、数秘術学者、スピリチュアル・カウンセラー、ライフ・コーチ」となっており、何というか、何某かが匂う御仁なのだけれど、ブックレビューに書いてあった次のフレーズに引っかかった。
「どのような状況に置かれているのであれ、今という瞬間に全力を尽くすべきなのです。逆境の中からも何かを学んでいこうと決意した瞬間、本当の自由や叡智が手に入れられるのです」
優等生的前向き感に弱い私である。これ、白ブラウスを着た石田ゆり子に瞳の中をのぞき込まれながら云われてみたい。その場で卒倒する。マジで。

若くして死んだ患者を前にして医師が言う台詞。何度読んでもこの場面で泣けてしまう。
「なのに、なんで子供のうちに死ななくちゃならんのだ。つまらない勉強ばっかりさせられて、嘘っぱちの行儀や礼儀を教えられて、大人にならずに死ぬなんて、つまらんじゃないか。せめて恋人を抱いて、もうこのまま死んでもかまわないっていうような夜があって。天の一番高いところからこの世を見おろすような一夜があって。死ぬならそれからでいいじゃないか。そうだろ。ちがうかい?」

2007/05/13「ハッピーサマーウェディング」より。ごめんなさいこういう時ってどうお断りを入れたらいいのやら…
「ウルトラ マンコ スモスだっけ?」
「ふしぜんなスペースをあけないでほしいのです!」