ひみつ基地

ひみつ基地暮らし。

映画など観る

甘い生活」を観に渋谷Bunkamuraへ。18時には仕事を切り上げて会社を飛び出す。タイル敷きの歩道を打つ靴のソールはこの間張り替えてもらったばかりで、ヒールの感触が何となく角張っている。梅雨らしく湿った空気が背広を柔らかく蒸していた。うっとうしいと片づけてしまえばそれまでのそういう細かいことがいちいちうれしい。見上げれば新宿高層ビル群。頭のてっぺんを雲で隠しながらそそり立っている。2007年の6月のある日、おそらくすぐに忘れてしまうだろうこれら雑多な感覚をいとおしく思ったりする。