みちのくひとり旅

秋田に輪行で乗り込んで、自転車組み立てて、キャリアにリアバッグ2つとウェストバッグくくりつけて、7号線を北上。101号線で十二湖経由深浦。十二湖は青い水マニア（なんていうマニアがあったとして）垂涎のスポットで、ここの写真はどうしても撮りたかった。写真は青池です。
それから弘前を抜けて青荷温泉。ランプの宿に電話したら、「結構な坂だけど大丈夫かね？」と云われて「大丈夫です」と答えちまった以上行かなければいかんわけです。とてもすてきな温泉でしたよ。岡山から籠もりに来ていた青年が「本をたくさん持ってきたけどランプの明かりだけだと読書できないんですよ。当てが外れたなー」って頭掻いてました。
次の日は十和田湖発荷峠経由で八幡平藤七温泉。この行程は自虐的だったなー。Altimeterのログを見たら570m、720m、860m、1570mて峠4つも越えてるじゃん！しかも最後アスピーテライン取り付いたの17時て。エナジーの残りを身体と相談しながら見上げた夕空にかかるおぼろ月が現実離れしていて。宿着いたときにはご飯の時間が終わっていて、まかない飯を出してもらったんだけどあれだけで十分。おむすびがおいしかった。
明けて次の日は雨。雨の日の自転車はつまらない。色々考えごとをしながら基本的に下りの行程。花巻の奥にある台温泉に行きました。こぢんまりとした素敵な温泉宿で、ひとりで晩飯を食っていたら手持ちぶさたで与右衛門の四合壜を頼んで手酌で空けた。
最終日は宮澤賢治記念館に行って、北上から輪行して帰ってきました。Total530km、楽しかった。
学生時代に友達とよくやった車の旅から、バイクツーリングに旅のスタイルが変わって数年、今度は自転車ツーリングにはまりそうな予感。どんどん非力な移動手段がしっくりくるようになるのは何故だろう？エンジンを使ってただ漫然と移動することに罪悪感を感じる？うーん、違うな。移動自体が目的の旅が好きで、移動時間を濃密に過ごしたいから？フィジカルエクササイズオタクだから？うん？？