ひみつ基地

ひみつ基地暮らし。

こんな夢を見た。

象の頭の上に銀のお盆が載っていて、お盆にはフルーツがいっぱい盛ってある。それをつまみながら森林の中の一本道を象に乗って進んでいく。これからはとの個展を見に吉祥寺に行かなければならないのだが、道がわからず、象の御し方も知らない僕は、まあ何とかなるだろうと半ば諦め気味に象の背中で寝転がって空を見る。そしてフルーツをむさぼり食う。白桃とか、巨峰とか。マンゴーやパパイヤなどの肉厚の果肉のものも。手もシャツも顔も果汁でべたべたする。そして、暑い。汗まみれ果汁まみれで陽に焼かれる僕。
ずっと象により沿って歩く、烏帽子をかぶった男がいる。男は「太平楽土」と書かれた赤い幟を持っている。
ふと気になってお盆を少しだけ持ち上げてみると、象の頭はお盆の形に頭蓋が切り取られていて、脳が見えた。慌てて元に戻す。烏帽子の男が僕の狼狽ぶりを見てにやりとする。よく見ると男はジョン・カビラだった。ああ吉祥寺はまだか。