ひみつ基地

ひみつ基地暮らし。

あ、こんとらすと@東京めるてぃんぐぽっと。

今朝のこと。
「詰めて下さいよ全く!ツメテ!ツメテ!ぼーっとしてるなら奥でやれってんだ!」
地下鉄の車内である。エクスクラメーションマークの行列をたどって見るとスクルージ風の男が身体を前のめりに乗り込んでくるところだった。黄土色のツウィードのジャケットと焦げ茶のスラックスが痩せた身体を覆っている。鉄色の髪はざんばらんに散って、その下には尖った顎と鷲鼻が目立つ皺深い顔。

さっきのこと。
松葉杖の子にそっと席を譲った、茶髪のお姉。黒いレザージャケットを身に纏った彼女は、つまらなさそうに車窓の外の闇を見ていた。ラヴ。今日はこの子のために生きることに決めた。