ひみつ基地

ひみつ基地暮らし。

滑りゃいいってもんです。

スキーの話。
滑走日数は27日を数えるまでになった。今シーズンは30を越えるのではないだろうか。重先生から春のコブ練のお誘いがあったりすることだし。北山に言わせると、「好きこのんで寒いところに行く人の気が知れない」と言うことらしいが、こればっかりはやってみないとわからない楽しさがある。
っていうか、フィジカルに自分を組み立てていくのって、結構楽しいし、今回意外に思ったのは、僕は運動による達成感ってあまり持ったことがないんだという事実。新しい感覚を知るのはうれしい。
週末は、先週に引き続きブナの木コースに張り付いてコブの攻略をしていた。今回追加して認識したのは

  1. 常に板の真上に重心を置くこと。重心と板の中心がずれると板がイメージ通りの方向に走ってくれない。
  2. 今僕がやっているのはずれ系の滑りって言われているやつなんだが、バンク系の滑りとは全然ライン取りが違う。別物と考えて良い。ずれ系のラインでは、コブの出口とおぼしき位置に抜重ポイントを持っていったのでは遅い。50センチくらい手前を目指すと、抜重したときに勝手に次のラインを向くべく板が回頭してくれる。

毎週通っていると、ブナの木張り付きをやっているのは僕だけでなく、同じ顔ぶれがいるのがわかる。そういう人は僕がずれ系の基礎練をしているのを知っていて、「こいつの後ろに入ると遅いペースに付き合わされるな」ってわかっている。だから同じラインに入るときには僕の前に入るか、別のラインに逃げるかしている。案外通っている人多いんだな。
夜、宿で板のメンテナンス。トモ君の工具箱から鉄ヤスリを借りて、エッジのささくれを取り、ホットワックスを掛ける。右の板にアイロンしているときに、感触に違和感を感じて滑走面を見たら、おそらく砂粒が付いたままだったのだろう、傷を付けてしまった。ちょっとブルーに。