ひみつ基地

ひみつ基地暮らし。

通いの軍隊(ただし雪中行軍)

まだスキーシーズンは続いている。
日曜日朝、きっかり4時に起床し、パッキングする。下着2セット、着替え一式、細々したギア、NIKWAXで完璧な防水に仕上げたウェアを140リッターのベースキャンプダッフルに丁寧に入れる。落としたての熱いアフリカのコーヒーをサーモマグに入れ、乾かしていたブーツのインナーにソールをセットし、アウターシェルに押し込む。
朝ご飯はボウルいっぱいのシリアルにドライフルーツと蜂蜜、ヨーグルトを混ぜ、牛乳をかけたもの(見てくれは犬のご飯…)。
シャワーを浴び、グルーミングして、軽いボーダーシャツに袖を通す。洗いこんだジーンズはゆったりした履き心地。身の周りのものをまとめた防水ポーチをダッフルバッグにくくりつけ、エプロンに向かう。6時発、少し遅れた。
最近の日曜日恒例行事である。こうも毎週繰り返していると、休日出勤しているみたいなもので、日曜日の職場は山である。出勤先が次々閉鎖される中、2週続けて丸沼を目指す。8時30分到着。
途中の路面はすっかりドライになって、120号の金精峠冬季閉鎖も解けているのだけれど、ゲレンデ山頂はキンキンに冷えて固まっていた。
圧雪されていないシルバーコースのコブ斜面が目当てなのだが、コースインしてみたら笑っちゃうくらい硬くて歯がたたない。どんなにエッジを効かせてもあさっての方向に滑落する。
(やっぱりまだなっちゃいないんだな…)
気を取り直してコブラインを探す。第5ペアリフト脇の2筋のラインは、最後禿げかけているけど何とか行けそう。モーグルバーンはいいコンディションだけど遅い人が入ると迷惑な感じ。結局リフト脇にデポ*1して、長いピッチのラインをていねいに滑る。
瞬間的にポジションがかちっと決まるときがあって、抜群に安定する。この感覚を忘れないうちに定着させようと思うのだけど、ピッチや斜度が微妙に変わるだけでさっきまで盤石だったバランスが崩れてしまう。
それでもたて続けに回を重ねると、上手くなっていく気がする。
11時に昼寝。昼食は抜き。現金が無かったので。
午後になって、シルバーコースにリベンジ。さすがに硬さも緩んで、多少乗りこなし易くなっている。
教訓:朝一番のシルバーコースに入って落ち込むのは止めよう。だって難しいもの。
15時上がり。帰りの関越はいつもの通り上里―嵐山小川間が渋滞していて、いつもの通り安部礼二を聴き、いつもの通り20時に板橋物置部屋に帰投。
1月からのレガの走行距離は5000キロを超えた。

*1:荷物を置いておくこと。水分補給できるように、ペットボトルを雪に埋めて冷やしておくのが常道。