ひみつ基地

ひみつ基地暮らし。

今シーズンのスキー総括。

昨夏の酷暑を乗り越え、ラ・ニーニャの冬を迎えた日本は雪が多かった。3月の頭、岩鞍で雪が途絶えて晴天が雪を溶かし、コンディションが悪くなった一時期を除いて、春の足音が聞こえても思い出したように供給される雪がゲレンデを延命し、結局かぐらも今日まで営業していた。そんな状況を年内には予想して今シーズンは滑走日数を40くらいまで伸ばすつもりだったけれど、地震とそれに続く燃料不足で、一気に失速した。
結果、滑走日数は32日。先シーズンより5日少ない。けれど、すごく楽しい、伸び盛りのシーズンだった。以下、今シーズンを振り返って特徴的だったことをまとめる。

  • オフトレが有効だった。

昨年7月から開始した自転車通勤のおかげで、腰回りが劇的に改善された。重先生や佐倉君が音を上げるくらいの量不整地を滑っても、あまりダメージがなかった。特に昨年末の八方尾根では、シーズン初めでコンディションができあがっていない佐倉君を尻目にがんがんに攻められた。これは、トレーニングの効果が確かめられた出来事だった。
ちなみに佐倉君も自転車通勤を始めたとのこと。来期も一緒に遊べればいい。優雅くんや、陽司くんとかとも一緒に。

  • テクニックが格段に上達した。

昨シーズン末に入れるようになった不整地が、もう楽しいのなんの。いろいろなシチュエーションで滑れるようになるというのは、つまり滑れない場所がなくなっていくということです。
これに関連するのは、シーズンパスの功罪。シーパスは金銭的負担を軽減するけれど、ゲレンデごとの癖みたいなものがついてしまうという弊害もある。実際、岩鞍のぶなのきコースに慣れた状態で志賀のこぶを攻めたときに、なんかピッチが遭わずにおたおたした。
いろいろな状況にあわせることって大事で、この動きが正解である、という一般解を理論的にあるいは直感的に手にすることができるほど天才でも勘がいいわけでもないし、結局経験を重ねることでしか手に入れられないものがある。場数を踏むことって大事です。だから、効率よくやろうとか、最短距離じゃないからやらないとか、自分のスタイルじゃないとか、そういう理由で結局行動しないっていうのは、何にせよ最悪です。だって、結果御託だけ並べて何もしないってことでしょ?そうならないように自戒。ホント、僕って人間は怠け者ですからね。
来シーズンはシーズン終盤に2ヶ月くらい管外出張が入る予定で、どう考えても元が取れないのでシーパスは買わないつもり。

  • バッチテスト受けたら楽しかった。

1級を受験するつもりだったけれど、受験機会が減ってしまい今期は断念。まあ、2級がとれただけ佳しとしましょう。

  • 日常と別フェイズの生活がある幸せ。

ある程度の量でもって取り組むと、それなりの説得力が出てくる。色々な引き出しがある生活は安心である。選択肢の少ない生活というのはその脆性を否定できない。仕事やプライベートでてんぱったとき、スキーがあって本当に助かった。現実逃避のツールでなく、それはそれで一つのカタマリとして成り立たせるように、これからも取り組む。