ひみつ基地

ひみつ基地暮らし。

ぶれーどらんなー再び。

休日の狸穴で、インラインスケート関連図書を物色。おっさんに言われたコーナリングのテクニックは、クロスオーバーっていうものらしい、というのを、「菅野美穂のインラインスケーティング」を読んで知る。
「先生、またアイドル雑誌なんて読んで。休日とはいえ一応校内ですよ」
「中目黒君、これは違うよ。インラインスケート教則本なんだ。しかも菅野美穂の写真が満載でインタビューもついているっていうお得感あふれる内容なんだぜ」

菅野美穂のインラインスケーティング

菅野美穂のインラインスケーティング

初版の発売は1995年10月で、77年生まれの彼女は撮影当時はおそらく未だ17歳半ば。「イグアナの娘」すらまだ始まっていない、ファースト写真集が95年5月に発売されたばかりの、これからの時期である。とはいえ、桜っ子クラブの活動は92年からで、アイドル好きの間ではその存在感を買われていたから、新人という感じではない。なので、仕事には慣れているけれど、世慣れしきっているわけではない、普通の女の子ではないけれど、普通さもどこか残っている、その微妙な感じが佳いんだよ。
「…どう考えてもアイドル写真集としてしか読んでいないようですが」
「いやだからねそれはおまけであって、インラインスケートが包括的に紹介されているという意味でも好著なんだ。むろん、細かいテクニックの解説などは物足りないところもあるけれど、初心者が読んで必要十分な情報が網羅されている。なかなかのバランスだよ」
「どれどれ…商品カタログや日本ローラースケート連盟の紹介、リンク・施設ガイドですか。確かにずいぶんと目端が利くチョイスをしていますね」
「おそらく小林国義さんていうアドバイザーが基礎に絞って話をするのが上手いんだと思う。だから基礎的な内容についてはこれを読めばだいたい理解できるし、それに加えて菅野美穂のインタビューが改訂版では1本追加されていて、撮り下ろし写真が多数だぜ。これをお得と言わずに何という」
「つまり菅野美穂が好きってことですよね先生」