20時30分に職場を出る。重たい鉄の扉を開けると、すぐに圧倒的な冷気が僕を包み込んだ。青猫もキンキンに冷えている。ついたため息までご丁寧に白い蒸気になった。 冬である。 クリートを嵌めると乾いた音が響いて、僕は河川敷に向けてペダルを回し始めた。…
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