ひみつ基地

ひみつ基地暮らし。

サマー・ウォーズ

含む寝TAB荒れ。たたみます。
途中からちょっと冷めた目で観た。
この映画、主人公小磯君の目を通して見た、理不尽な一夏の体験っていうことに徹頭徹尾なってる。出てくるキャラクターが、小磯君と理不尽な「」っていう枕をつけないと説明できない。枕と切り離して考えると何とも収まりが悪い。特に、小磯君と理不尽な篠原先輩。身勝手な女ってだけじゃないの。それに馬鹿だし。なんでそんなに簡単に小磯君を好きになるのかがよくわからない。あと陣内家のお兄達(消防士とか陸自とか)が佳いキャラクターが揃ってそうなんだが生かし切れていない。脇役にしておくには勿体ないと思うんだけどな*1千葉繁的盛り上がりのストーリー自体は嫌いじゃないのだけど最後は家族って、そして温泉って(銀色のシーズン以来温泉オチにはアレルギーあり)。あでも、おばあちゃんの遺言はいいこと言ってた。ひとりでは駄目。とか身にしみました。あとご飯を食べさせてあげなさいっていうのにも。
山下達郎のエンディングは盛り上げを意図しすぎだと思う。ハナについた。そもそも休憩時間にエンドレスで掛けるのはどうか。山下達郎の曲全般に言えるけれど、繰り返して何度も聴くもんじゃないと思いません?何となく舌の根元が甘くなっていがいがしちゃう感じがするんですけど。だからエンディングは休憩時間の分、割り喰ってるというところは同情の余地あり。
それから仮想空間OZ。あれって村上隆なん?あのCG空間の感じはよかった。

*1:ジブリだったらもっと面白くいじってるとこだと思う。あそこ男兄弟系を面白く描くの好きだし。