ひみつ基地

ひみつ基地暮らし。

ミライニッキ。

「木下先生、何しているんですか」
「中目黒君、久しぶりじゃないか」
「当たり前です。木下先生、狸穴に全然来ないじゃないですか」
「いやー忙しくてね。今年は雪が多くて大変だ」
「…それ、忙しい理由じゃないです先生。噂では随分と派手に山に篭っているみたいですけど」
「派手っていうかなそれ。今季は不整地に最初から入れるので、楽しくってしょうがないんだ。で、調子に乗って毎週通っていたら既にいろいろやばくてさ」
「金銭的に?去年みたく?」
「そう、それもある。あとハウスキープの問題とか、自己管理的な話とかも。そうこうしているうちに1月が終わっちゃったので、自律する方法を考えていたのさ」

  • 何が足りないか、を考える。
  1. 整理整頓。仕事場も板橋物置部屋も。→一週間で一周するような整頓サイクルを作る。
  2. 金銭管理。→家計簿をつける。財産管理。
  • 何をしたいか、を考える。
  1. 英語のスキルをあげる。→とりあえずTOEIC600点以上。
  2. 技術士の準備をする。→受験する。
  3. ギターがもっと弾けるように。→一週間に一度は練習をする。
  4. 本を読む。→一週間に一冊、新しい本を読む。
  • 実効性を持たせるために。
  1. 具体目標を決め、全て記録する。

「なーんてことを、実は真面目にやってみようと思っているんだよ」
「どーしちゃったのですか先生、いつになく、らしくないことを」
「らしくないかね。僕は真面目だよ。この世の中、ただ生きているだけでネガティブなプレッシャーの氾濫に身を曝さなければいけないんだぜ。黒くてぬるぬるした感情の曝露に負けないように、自分をしっかりしないとね。それに、こういうこまごましたブラッシュアップって、案外楽しいものだよ。銀食器磨きみたいで」
「また三日坊主とか、やめてくださいよ」
「それは保証の限りじゃないな」