ひみつ基地

ひみつ基地暮らし。

ここは地の果て流されて俺。

日曜日の午後、レガシィに火を入れてジムに行く。空は晴れて高く、秋というか冬へのプロローグの様相。エアロバイクで350kcalくらい燃やした後、プールに向かう。左足のハムストリングスを軽く傷めているので、あまり激しくランができない分、水泳のトレーニングができる環境はありがたい。水の中は青く整理された空間で、身体を伸ばし、浮遊しながらゆっくり水を掻く。スローペースのクロールで1000メートル。
そこから移動して、今はインターネットカフェに潜ってこれを書いている。この街は小さくて、半径3キロの円の中にすべてがすっぽりと入る可愛らしさがいい。ご飯もおいしいし、酒もうまい。住んでいる人の人柄もいい。そんな環境に平然と−前からこの街の住人であったかのごとくふるまっていることが愉快だ。観光名所や、温泉を巡るという客人めいた振る舞いをするよりも知らない環境にするりと入り込むほうが楽しい。
ちなみにこの街、半径3キロの外側は深い森と山に囲まれていて、夜は真っ暗である。