ひみつ基地

ひみつ基地暮らし。

舵を取れ、ぶつかるぞ。

土曜日は週末100キロランをすることに決めていたので、午前中にハウスキープの諸々を済ませて荒川を上流に向かう。前回の失敗を踏まえ、今回は昼ご飯をしっかり食べて出発。県境を越え、とにかく50キロ遡れるところまで行ってみた。微妙に距離が足りず帰ってきたら98キロしか乗れていなかったが、4時間たっぷり身体を動かせたので気持ちが良かった。
あけて日曜日。作業机の上のちょっとした事故*1から壊れたキーボードを新調。池袋の家電量販店で、目のくりくりしたショートカットの店員さんに相談しながら、オニキスのプレートめいた薄さと軽さのSANWA SUPPLYのワイヤレスキーボードとマウスをセットで。充電型の電源が使えるというので、エネループも買ってしまった。散財である。全体僕は清潔な髪型の女性に弱い。

それから好日山荘に寄った。キーボードの破損と時を同じくして、ペティナイフ兼日常の刃物として使っていたVICTORINOXのスパルタンが見あたらなくなっていたので新しく買う。ナイフを無くすとは。これから遠征を控えている身としては不吉な予兆である。
山道具屋のくせに、以前に比べてナイフの取り扱いが格段に減っている。刃物を使った事件が増えて、今や刃渡り6センチの小刀すら持っているだけで犯罪になる世の中である。別にポケットの中にナイフくらい入っていてもいいんじゃないかと思う。馬鹿と刃物は使いようというけれど、刃物の使いようも知らない馬鹿が増えるのが一番いけないんじゃないだろうか。帰ってきて来週末の遠征のルーティング。恩田君と連絡を取りながら宿の手配をする。この人とは喧嘩しながら旅行するのが常で、すでに交通手段の選択を巡って険悪な雰囲気が漂っている。なるべく公共交通機関を使いたい僕とお盆後とはいえ新幹線を使うことに難色を示して、レンタカーと手持ちの車の組み合わせを提案する恩田君。まったく。こいつとは二度とツーリングなんてしない。と、毎回思うのだが、一方で自分の持っていない要素を遠慮会釈なくさらけ出すこの男に感謝しているところもある。
この旅行の計画に併せて、しばらく買い控えていたツーリングマップル関東甲信越編と中部北陸編、九州沖縄編を先週木曜日に買った。地図を新しくするのはわくわくする経験である。と同時に、書き込みの入った古い地図の始末にも困る。今回は迷わず捨てることにする。
明日からの弁当に備えて鶏の蒸し肉、カボチャの煮付けを大量に作って冷蔵。ローズマリーが切れた。晩ご飯は最近安さに惹かれて大量に買い込んだTOPVALUのナポリタンソースをベースにしてパスタ。どうにも水っぽくて甘いのを何とかするべく、コクとスパイシーさを追加するために、野菜と合挽肉、背中から割った殻ごとの車エビをガーリックオイルで炒めて合わせてみる。まずくはないのだけれど、今ひとつパンチの効いた味にならない。濃いめの、しっかりした出汁味が必要な気がする。今度はヤリイカ炒めを足してみようと思う。
このエントリは新しいキーボードで打っているのだけれど、薄いプレートをふわっと膝の上にのせているような軽快な感触。ほどよいクリック感のキータッチ。快適である。
ちなみに晩飯のエビの捌きなんかは早速新しいナイフでやっている。こちらも当たり前ながら新品ならではの抜群の切れ味。
新しいものは快適だけれど、古いものも長く大切に使う感覚を忘れないようにしなければ。とまれ、今日は贅沢三昧。

*1:ビールをかけてしまったせいで飴を染ませたようなべとべとした感触になったと思ったら、程なくうんともすんとも言わなくなってしまった。