ひみつ基地

ひみつ基地暮らし。

バイク

すべての山に登れ。

先週の乗鞍はPB更新だった。直前の数週間で付け焼き刃的に距離を踏んだのが効いたのかもしれない。灰猫に装着したおにぎり*1と板橋物置部屋の中に持ち込んだTacxのNeo Smartと、あとZWIFTな。これでバーチャルなロンドン界隈を走り回って、いちんち1000kcal…

懐かしのバトルフィールド。

朝3時に起床。雑魚寝の部屋では他の人もそろそろ起き始めている。それでも静かに、寝ている人を起こさないように心拍計のバンドを着け、昨晩のうちにゼッケンを貼ったジャージを着込み、ウィンドブレーカーを羽織る。ハートレートモニター(相変わらずのCS40…

自転車でどこまでも行こう。

秋の風薫る9月長月、恩田君と自転車で旅に出る。相も変わらず喧嘩道中である。まず自転車の選択から意見が合わない。最近の恩田君のお気に入りはカリカリのロードバイク*1を乗り回すことである。一方、こちらは青猫はツーリングに使っても、灰猫は使わない。…

明日への想い。

「木下君これさ、もう後輪のグリスが全部抜けちゃってるぜ」 職場の輪行部とつるんで柳沢峠→御坂峠を攻めにいった。10月初旬のことである。他のメンバーのペースに全く歯が立たず、嗚呼加齢による限界とはかくもあっさり訪れるものかと気を落としたところで…

たとえばこんな自転車旅行。

ひねもす病院のベッドに寝転んで鼻毛など抜いていると、旅に出たくなる。窓の外は初夏のチェレステ・ブルーの空。カーテンを揺らす風は新緑の香り。手元に目を遣ると、旅行用の最小携行品バッグがある。とりあえずこれだけあれば、突発的旅行に出ても困らな…

サイコン復活。

寒くなるとデータ飛びが頻発していたサイコン。いよいよパソコンにトレーニング記録を転送することもままならなくなってきた。バッテリーの残量アラートが出ている。 バッテリー交換はサービスセンターに送る必要がある、という話を聞いていたのだけれど、問…

電源オフ。

週末のレース以来、緊張の糸が切れたみたいにテンションが下がった。 まるで燃え尽き症候群の大学一年生のように、何をするにも億劫で、身体の切れがない。 ああ、重たいなあ。 身体を軽く細く、楽に仕上げるのに腐心して、少し疲れたのかもしれない。テンシ…

旅立ちの前の日。

どんな小さな旅でも、出発前夜はどきどきする。 面子が誰であれ、目的地がどこであれ、旅に出ようとする僕の身体と精神は、本人の思惑とは関係なく好き勝手に準備を始める。未だ通ったことのない道に焦がれ、通ったことのある道に安らぎ、地図の上の線と点が…

メンテナンス・メンテナンス

wiggleから、注文していた荷物が届いた。受け取る時に関税の支払いがあったけれど、それ込みでも国内で買いそろえるより3割程度安い。助かる。 早速サドルを交換。ボントレガーのinformはとてもお尻に合っていたのだけれど、いかにせんデザインがちゃちなの…

九州縦断500km。

正確には517kmである。9月20日朝、輪行袋に青猫をパッキングして、自由席の車両一番後ろの席を確保。背もたれの後ろに輪行袋を放り込んで、うつらうつらしつつルーティングの確認等しながら7時間。鹿児島に着いた。次の日からペダルを回しまくり、一路博多を…

どこか行こうよ

昨日、贔屓にしている自転車屋から電話が入った。注文していた(恩田君が壊した・笑)シフターが入荷したとのこと。早速取りに行く。 閉店ぎりぎりに駆け込むと、レジを閉めようとしていた店員さんが「ほれ」とあごをしゃくって見せた。その先にはこの間メン…

青猫を洗う。

都内某所の倉庫で恩田君と待ち合わせる。約束通りメンテナンス講習をするのと、恩田君が持っているティアグラのレバーシフターを青猫につけるのだ。あまり改造を施すのが好きでない僕だけれど、「あのオートマチック感は癖になるよ」という恩田君の言葉にち…

雨降國紀行

直前までルーティングを検討。初日、木曽福島からダートの林道を辿って王滝村にある峠を強行突破して岐阜側に抜けるルーティングを考えていたのだが、その峠−真弓峠とかや−は幻の峠であり、ゲートに阻まれて近年見たものがいないという曰くつきである。どう…

ヘヴィメタル。

サイコンのオドメーターが10,000キロを超えた。青猫を手に入れたのが3年前の誕生日。それから旅行やポタリングにゆるゆると2年くらい使って、昨年自転車通勤を始めた時点では確か3,000キロ。 それからの1年で7,000キロをこぎ倒したことになる。つまり週140キ…

新機種導入要求書。

機種:ロード 使用別:サーキット・ヒルクライム 用途:エンデューロレースおよびヒルクライムレースにおける成績の向上 座席数:1 特性:廉価かつ軽量にて他競技者の殲滅に優越すること 航続力:正規満載時全力4時間 装備:shimano105以上の等級の変速機を搭…

チェイン・ブレイカー。

曇り空から晴れ間が覗く日曜日の秩父である。 9時前には警察が交通封鎖をした県道に、カテゴリー毎にライダーが集まり始めたころ、スタート地点から少し離れた荷物の集積所にひとりの男がいた。傍らには後輪の潰れた自転車。2トントラックの荷台には参加者の…

北風が肩を押す。

起きてすぐ、ベッドの足元にある小さな窓を確認するのがここのところの日課になっているのだけれど、汚れた網戸越しに見る昨日の帝都は、雲のないペールブルーの大気に覆われていた。 晴れである。雨続きで4日連続して青猫に乗っていないので、ちょっと気合…

すべての山に登れ。

先日、落車〜回収という僕的に劇的な出来事の主人公になったCS400。回収できたはいいが、クリアカバーのキズが痛々しく、一部表示も見づらくなった。特に液晶にキズの影が落ちるようなシチュエーションだと表示内容と影がごっちゃになってしまう。 そこで取…

輪行するとき、何を持っていくか。

目の前には峠道が迫っていて、altitudeメーターは徐々に勾配がきつくなってきていることを示している。こうなるともう逃げ隠れせずに登っていくしかない。アドレナリンが巡りだして大腿四頭筋が盛り上がる。息を大きく吐いて峠の懐を漕ぎ上がっていく。背中…

神無月雑想。

コスモスが咲き乱れる荒川CRを例によって高強度運動で走り抜ける。心拍数がmax230くらいまで上がっちゃって不安になりつつ、まあ死にそうな気分も気配もないので、のほほんと25〜35km/hくらいのスピードで。時折路肩によって、花の列に青猫をぶつけてみる。…

come rain or come shine。

昨日のこと。 シベリアから伸びる気圧の谷で、台風が北陸目指してローラーコースターしている、なんていう情報を無視して、青猫を引っ張り出す。危機管理なんて知っちゃいないのだ。だって台風が来るのだもの!血が騒いでうずうずするのは昔からである。 着…

バイシクル、バイシクル。

草野球というのが、素人が集まってする野球の意味だという。その語源を想像するに、整備されていない草ぼうぼうの原っぱでやるから草ぼーぼーの野球→草野球なんだろう。では草レースは? やはり素人が集まってするレースのことであるからして、草ぼうぼうの…

谷へ続く道。

青猫をパッキングして、茅野まで輪行。倒木が乱したJR東日本中央本線のダイヤは、10分遅れで発車した新宿発スーパーあずさ1号の足を引っ張り続け、茅野駅に降り立ったときには2時間ちかくスケジュールが押していた。 パートナーはザ・マイペースの恩田君。ル…

Steppin' Into The Northern Island

今年も行ってきました北の大地に。猫足の車齢は9歳、そろそろいろいろとガタが出てきてライダーを悩ませたり困らせたりするのですが、それがまた愛しいのです。 出発は7月21日の早朝でした。前日、資料の整理や旅行で不在にしているときの引き継ぎ事項な…

メンテをしっかり

チェーンにオイルをしっかり差して、シフトペダルの固定ボルトをしっかり締めた。それだけで見違えるほどかっちりしたフィーリングになる。いずれも日常的に要求されるなんでもないメンテ項目。しかしこういうシンプルなことを確実にこなすのが重要なのだと…